第99回京都府スポーツ振興審議会の議事要旨
1 開催日時
平成21年2月23日(月曜日)午後3時から同4時30分まで
2 場所
ルビノ京都堀川「銀閣の間」
3 出席者
出席委員
桝岡義明会長、水野加余子副会長、川隅富士夫、十倉みゆき、河合美香、武田美保、森洋一、和田尚、木村祐子、能登英夫、末次祥孝、井本伸廣、浅野賢一 各委員
事務局
高熊指導部長、山本保健体育課長 他事務局10名
欠席委員
小林進、木村義二、唐松秀幸、中比呂志、汐見明男、笠松恒洋 各委員
4 内容
(1)開会
(2)桝岡会長あいさつ
(3)協議事項
ア. 京都府スポーツ振興計画の中間年改定について
(4)その他
(5)閉会
高熊指導部長あいさつ
審議内容(結果及び主な意見)
(1)京都府スポーツ振興計画の中間年改定について
京都府スポーツ振興計画(中間年改定案)に係る意見の集計結果、京都府スポーツ振興計画(中間年改定案)、同資料に基づき、事務局の保健体育課長及び担当副課長が説明を行い、その後各章ごとに意見を伺った
ア.事務局からの説明
前回いただいた意見を参考に加筆・修正を加え、さらにその内容について昨年末に「京都府スポーツ振興計画(中間年改定案)」を作成し、再度意見をいただいた。それと併行して1ヶ月間のパブリックコメントを実施し、府民の皆様の意見をまとめた。今回再度委員の方々の意見をいただいて、最終の中間年改定案とする。
イ. 今回の審議会の委員から次のような意見が出された。
- 府民にとってはどこが主体で取り組んでいるかは関係なく、行政や総合型クラブや民間が互いに連携してスポーツ振興をしていくべきである。
- 本来は全市町村に総合型クラブがあればやりやすいが、市町村の温度差は大きく、この計画が各市町村でのきっかけづくりになればありがたい。
- 子どもの体力のおとろえはそんなに大きなものではなく、むしろ運動をする子、しない子の二極化が進み、しない子の低下が著しいのではないか。この二極化についてクローズアップしていく必要もあるのではないか。
- オリンピックに出場した「京都ゆかり選手」で実際に京都に在住・在勤の選手は少ないのではないか。京都に定着するためにはどうすればよいのか。
- スポーツ科学が進んで選手の寿命が延び、社会人として競技を続ける選手が増えてきた。大学を卒業して、魅力のある進路があれば残っていく。スポーツには企業のバックアップも必要であるが、この不況の中で先にスポーツが削られていく。発想を変えて、新しい方法を考える必要がある。
- 地元企業が出資してクラブが運営されているようなケースもある。国際レベルの選手だけでなく、国体で活躍できる選手が京都に定着できるような方法も考えていく必要があるのではないか。
- 現在は小さな地域に限られた総合型のクラブを行っているが、現在のような不況の時期こそ、Jリーグのような複数の企業が出資した大きな地域の総合型地域スポーツクラブが必要ではないか。このスポーツ振興計画でもそれぞれの章で総合型地域スポーツクラブの活用について記述されているが、クラブとして生涯スポーツ・子どもの体力・競技力をひとつにまとめて考えることも必要ではないか。
- 各地域のスポーツ振興に直接関わる体育指導委員がもっと活用されるように、この振興計画が各市町村及び体育指導委員に伝わるようにしていただきたい。
- 京都府のスポーツ振興計画をみて、「スポーツを取り入れて日本一健康になりましょう」というような前向きな姿勢を感じた。府民の方々に知っていただけるようなインパクトのあるスローガンやイベントを計画していただきたい。
ウ. 事務局から今後の日程説明
本日の意見を参考に、庁内調整を経て府教育委員会で議決、府議会で報告の予定。その後公表となる。