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令和6年5月8日(火曜日)午後1時~3時
京都府職員福利厚生センター3階(京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町)
審議会委員15名(欠席5名)
今年の3月から4月にかけてインバウンドの多くの方が来店されてお茶の体験をしていただいた。観光だけでなく体験を求めて来日されている方が多いと感じる。また、年齢に関係なく京都の伝統文化に興味を持たれている方が多い。
裏千家でも後継者の確保に苦労されていると聞いており、伝統文化の継承に支援が必要。
観光客の方が、関係人口化するというよりは国内の様々な地域の方々も含めて、京都と共に歩む姿を描くような言葉を入れていただきたい。
洋楽は芸術大学、公共楽団等があるが、邦楽はお家元さんがあるため大学に専門学科を作ることができなかった歴史がある。心を魅力的にさせる音楽の役目は同じなので、京都においても邦楽と洋楽が結びつかなければいけないと思う。
京都は暮らしの中に文化が根付いているので、基本指針にもその部分を含んでいただきたい。もう少し明確に暮らしぶり、しきたりというところの隅々にまで、文化を活かしていくことを意識していただけるとありがたい。
文化に込められた心とあるが、心は文化に込めるものではなく行き着いた精神性であるように思う。
伝統文化とIT等の先端技術の掛け合わせが伝統文化を守っていく方法にもなっていくのではないかと思う。古い価値観を守るのではなく、新しいものを受け入れて伝統文化を守り、継承していくことを考えないといけない時代になってる。
少子高齢化により地域の祭りに関わる人材が減少しており、祭りを守るための負担が増加している。外国の方の参加も含めて人材の育成の観点が必要ではないかと思う。
カタカナがなくなっているのはありがたい。宗教が関わると自治体として非常に難しいところがあると思うが、行事としての祭りのみならず、そこにお寺、神社があり宗教活動があることを何かの形にできないものかと思う。
京都府の方からしがらみなくやりましょうという方向性が出てくる方がありがたい。
地域の人たちが文化に愛着を持って継承していくことが大事。地域の文化を学び自己肯定感を持って他者を尊敬できるように持っていけたらよいと思う。
文化が発信されたときに受入側の人たちみんなが心豊かになるプロセスというか、受入側の心を耕す準備が整っていることも大事と思う。
文化は、門前の小僧習わず経を読むというような毎日の体験の中で自然と培われていくものだと思う。
暮らしの中で身につけてきた文化は、通用しなくなってきている。いかに文化を一定レベルで共有していくかが、文化を培っていく上で大事だと思う。
前文の前半は「京都」で統一されているが、中盤以降「京都府」という表現が3ヶ所ほど出てくる。文化が活きる京都の推進の取組みを進めていく際に、行政機関、自治体の立ち位置は基本的には支援になると思うが整理しておく必要がある思う。
文化をもとに経済の好循環を創出という論点が挙げられているが産業や経済に文化などを生かしていくことが、他の分野の取組み、活動と比べたときに、相対的な重点なのか基本的な考え方を確認しておいた方がよいと思う。
京都の文化と日本の文化の基本指針の中での扱いを確かめておく必要がある。
日本の文化を発信するのか、京都の文化を発信するのか、また京都の文化は一体何なのかという視点が欠けてるように思う。京都の文化は日本の文化でもあるし、京都は日常で文化を感じやすい場所であるので、日本の文化を京都で発信することに意義があると思う。
インバウンドの文化体験のガイドをして日本人の精神性に感動される方が多くいると感じた。代々受け継がれていくものへの愛着だとか精神が日本の文化だと思う。
日本の山岳信仰から始まった神道、自然に対する崇拝が文化に反映されているところを世界に発信することがポイントと思う。
インバウンドの接遇が多く、世界中からVIPが来ているが、変化が激しく混とんとした世界の中で、変わらない魅力、安定性を求めて京都にこられている。最新のテクノロジーを学びに京都に来ているわけではなく、和魂洋才を知りたいと言われる。日本文化とテクノロジーを組み合わせて安定した社会を作っていることが素晴らしいと世界から評価されている。
京都の精神文化は非常に特殊で表面上だけでも分断を防ぐ精神性がある。世界でも非常に希有であるがこの価値を私たちがわかってない。
祭りや地域行事の担い手がなく、残すことを主眼に置きすぎて特定の人に負担が偏っている状態は持続可能なものではないと思う。
文化が最も影響を受けているのはテクノロジーで、現在の文化は、映画、ゲーム、音楽も含めてデジタルテクノロジー、ネット技術で大きく変化した。
今後、AIが文化の創造も利用もがらりと変える。今後50年、100年単位で新しいテクノロジーと文化の関わりが続いていく。積極的に利用して先に進もうとするのか、或いは距離を取って守ろうとするのか、テクノロジーを自ら産む側にまわるのか、基本姿勢が大事になってくると思う。
行政の文面になると全体的に角が取れて、革新的というより時代の要請に適応してとか、時代の変化があったから文化が反応するかみたいなトーンになりがちなのをいつももどかしく思っている。
基本指針には革新を牽引するような存在を文化芸術がこの先も担い続けていけるようなメッセージが込められているとよいと思う。
この1ヶ月ぐらい、仕事で世界を点々としたが各地の文化に特徴がなく見えるものが多い中で、京都のように文化が生きた状態でその町に脈々と息づいてることは貴重であり重要だと思う。
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