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令和5年1月23日(月曜日)午後3時~5時
ホテルルビノ京都堀川「比叡の間」(京都市上京区東堀川通下長者町下ル3-7)
伝統産業、伝統芸能が多くある京都は異分野が協働することで発信力を強化できる。そのためのシステム、助成制度等の環境整備が必要。
「儲かる」分野の「文化芸術」のみが「推し」とされた30年間の日本の文化政策は失敗であり、文化政策の根本的転換が必要。文化施設等のハードではなくソフトが大事。文化の価値や文化政策の方向性を決める次世代に様々な芸術文化体験を継続的に実現できる費用給付等の幅広い選択肢の提供が必要。
生活環境の変化等による華道を趣味とする人が減少しており、花材、花鋏等も需要が減少し、産業従事者も減少している。他分野との協働により認知機会を設け、華道への興味関心を喚起する取組が必要。
福祉施設利用者の芸術作品の保存に時間・労力・お金をかけることが課題。芸術作品の保存・研究・公開の循環を形成する必要がある。アール・ブリュット研究者の育成のためにも作品をアーカイブ公開している。SocialWorkArtConferenceを通じて福祉施設が持つ文化的価値の発信に取り組んでいる。
歴史的名所の空間演出等、リアルとバーチャルを融合させ、地域活性化と観光振興に取り組んでいる。ユニークベニューの他にVR/AR/XR/METAVERSEなどの技術を使用した取組はノンバーバルで国、性別、年齢問わず愉しんでもらえる。
文化庁職員の文化力の向上のためにも文化庁の京都移転には賛成。京都は美大が多く、若手アーティストが育ちやすくアートフェア等の発表の場も充実している。
京都府総合計画の推進はコロナ禍では困難があると思うが、改善策・エ夫が見つかればと願う。
アーティストの「美を創出する力、想像力、発想力」に魅力を感じており、プランニングを通じて様々な方を協働に巻き込み、「アーツ・インテグレーション」を通した街づくり等によりイノベーションを創発する取組を行っている。
時代は変化するが、日本の素晴らしい文化を世界に発信していくことが大切である。
伝統建築材料・修繕技術者の確保、技術継承の重要性を感じている。クラウドファンディング、伝統産業者と連携して意匠をモチーフとした商品開発等により京都の伝統文化を守り発信する取組を行っている。
郷土芸能は一般的な芸能と比べ地域との密着性が高く、観光につなげていくときには注意しながら取り組んでいる。
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