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「京都府文化力による未来づくり審議会」(第5回)の開催結果

1 開催日時

令和2年3月19日(木曜日)午後3時30分~5時15分

2 場所

ホテル ルビノ京都堀川 3階「朱雀の間」(京都市上京区東堀川通下長者町下ル3-7)

3 出席者

  • 審議会委員13名(欠席7名)

4 審議結果

〇主な意見
  • 文化への接し方について、今回のコロナウィルスをきっかけにオンラインによるものへ移行する人も多いが、このオンラインによる数値をどのように取りこぼさないようにするかが注意すべきところ。
  • 文化的環境の満足度の差を図る際、京都市と京都市以外を比べるよりも南丹以北とそれ以外の地域とで区別すべき。
  • 文化GDPについては、国による指標設定を待たずとも、京都府が独自に検討して良いのではないか。
  • 府民の求める文化施策や行政が行う文化事業の効果は、例えば府民にインタビューすることでも効果ではないか。
  • 情報発信についての指標は、発信数よりもその質が重要。
  • 文化の発信については、どのようなメディアでどのような内容が発信されるかということも大事であるが、受信側がどのように受け取ったか、ということも大事。
  • 今はSNS等で誰でも情報発信ができる時代であり、テレビや新聞といった従来のメディア以外の新しい発信をどうとらえるかは課題。一方で、インタビューをしたらよいという意見はおもしろい。
  • 少子化等により地域の力が落ちている中で、新型コロナウィルスの影響で行事などもできなくなっており、指標の数値は必ず右肩上がりになる訳ではなく、下がることを認める勇気も必要。


 【今後の文化施策について】

  • JR笠置駅に自由に弾けるいわゆる「駅ピアノ」が設置されたが、例えばこういったものも「文化との関わり」だと考える。
    今は、コロナウィルスの影響で休校になり、学校のスケジュールがますます過密になっており、子どもたちに文化体験をさせること自体が厳しくなっている。
  • 子どもにとっては教室の外に出て実地で体験することも必要。子どもたちがお互いを刺激し合えるような、地域間での交流の場があると良い。
  • 文化を次世代に継承するためには、若い人が外国人と接することなどを通じて文化を能動的に伝えたいと思うようになることが必要。そのようなきっかけの場も作れると良い。
  • YouTubeなどの仮想文化体験で満足してしまう学生が多いが、本物の文化・芸術体験に触れる体験との違いをわかってもらえるような取組が必要。
  • 工芸、能、狂言、神楽、華道、茶道、書道、歴史的建築物、食など、京都を代表する文化が、世界に打ち勝ち海外に攻めることができるコンテンツである。一方で、時代の流れの中で消えていく文化もあり、文化と経済の両軸で考えた時、守るべき文化と攻めるべき文化があり、区別していく必要がある。

5 資料

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