更新日:2026年3月10日

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ゼロカーボンバイオ産業共創拠点

概要

科学技術振興機構「共創の場形成支援プログラム」(外部リンク)(地域共創分野)の採択(令和3年度育成型採択、令和5年度本格型昇格)を受け、紅色光合成細菌や植物などの光合成生物を用いて、空気(二酸化炭素や窒素)を資源化する革新的な科学技術により、「ゼロカーボンものづくり」「ゼロカーボン農業」「ゼロカーボン水産業」「ゼロカーボン林業」の4つのターゲットにかかる研究開発を推進。「ZET-valley構想」のリーディング・プロジェクトとして、空気を資源とするゼロカーボン・バイオエコノミー社会の実現に向けて、産学公連携で取り組んでいます。

★詳細は、拠点HP(外部リンク)をご覧ください。

拠点ビジョン(未来のありたい社会像)

京都府では、絹織物などの伝統産業に代表されるものづくり産業、全域で展開する京野菜・宇治抹茶に代表される農業、北部地域の漁業・養殖業、府の⼤半を占める⼭岳部の林産業において、⼈⼝減少や⾼齢化、外国産品との競争激化などに直⾯しており、これらの産業の活性化及びSDGsへの適応が喫緊の課題です。本拠点では、空気を資源化する⾰新的な科学技術により、京都の⼀次産業や伝統産業にかかる課題を解決するのみならず、それらを強みに変えて「活⼒ある京都」を共創します。

拠点ビジョン実現のためのアプローチ

本拠点では、光合成⽣物(光合成細菌や植物)を利⽤し、これまで⼗分に活⽤されてこなかった空気(⼆酸化炭素と窒素)、海⽔、太陽光から、⾐料やプラスチックに代表される⾼分⼦材料、農業⽤肥料、養殖漁業⽤飼料等をゼロカーボンで合成・⽣産する技術を確⽴し、京都の伝統的なものづくり、農業、⽔産業に貢献する基盤技術を創出します。さらに、林放置間伐材等を利⽤した化成品原材料の開発や、⽊材⾃体の⾼付加価値化・⾼機能化技術の確⽴を⽬指し、ゼロカーボン林産業にも貢献します。

トピックス

取組状況

これまでの成果

「オープンイノベーション2.0」のための推進体制

京都大学(代表機関)などの「学」、株式会社島津製作所(幹事機関)などの「産」、京都府(幹事自治体)などの「公」が連携して推進しています。

  • プロジェクトリーダー(京都大学)、副プロジェクトリーダー(民間出身大学関係者)、プロジェクトリーダー補佐(京都府)の下に、研究戦略部門、人材育成・社会展開部門、知財戦略部門を設置
  • 京都大学においては、大学から独立した「研究ユニット」として位置づけ、組織体による「オープンイノベーション2.0」京大モデルとして実施

(参考)これまでの経過等

地域資源の未知なる機能を活かすことで、「資源貧国から資源大国への転換」、「エネルギー資源、原材料、食料等を輸入する従来方式から地産地消方式への転換」、「地域の自然と共生する新しい社会の創出」を目指し、住民や企業、大学、自治体等が一体となって、今後の地域社会のあり方を追求してきました。

府民・企業との意見交換をする中で、以下のような期待と課題が明らかになりました。

ゼロカーボンバイオ技術の導入による付加価値への期待は大きく、環境に配慮した材料やプロダクトが生まれる過程・ストーリーなどが評価される傾向がある。

  • 獲る漁業から育てる漁業に傾斜していく水産業では、増加する飼料の脱炭素化が求められる。
  • 海外に人気の高い茶の製造における脱炭素化が求められる。
  • プロセスエコノミーへの関心が高まる伝統産業分野などでの脱炭素化は、付加価値に直結する。

一方で、コスト面での課題があり、量産技術の確立による低コスト化が求められる。

そこで、ビジョン「ZET-valley構想」を構築し、そのリーディングプロジェクトとして、本拠点の活動を位置づけました。本拠点では、量産・応用技術開発とともに、地域展開に向けた技術の社会受容性の検証に取り組んでいきます。

 

お問い合わせ

商工労働観光部産業振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

sangyoshinko@pref.kyoto.lg.jp