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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業等を紹介するページです。
(2023年3月20日、ものづくり振興課 足利・御厨)
渡辺製菓株式会社(外部リンク)(亀岡市)を訪ねました。
京都のあられ屋さんは、百貨店を中心に卸されているところ、スーパーを中心に卸されているところなどの住み分けができているようですが、こちらは各地のお菓子屋さんを中心に卸されています。つまり、こだわりを持ったお菓子職人の皆さんが認める、ごまかしのない味を創っておられるのです。
あられは、平安朝の貴族文化の中で生まれたと言われているそうで、雪の降る頃に、もち米を蒸して搗きつぶし、神仏にお供えした餅をさいの目に切っていろりのそばで炙り焼いたと伝えられているとのこと。保津川あられは、自然豊かな土地で、山々に囲まれた清々しい空気の中で製造されているのです。
その秘訣は何か?
まず、原材料は日本原産のもち米、豆、塩です。
そして、平安時代から受け継いできた日本の伝統製法で作られているのです。
保津川あられを食べた時にふわっと口の中にお米の香りが広がるのは、もち米を粉状にすり潰すことなく、そのまま蒸し上げる「丸つぶ蒸し」によることで、お米の香りと甘みをそのまま生かしているのです。
また、通常のあられは機械で生地を練って作られますが、あられ一粒を餅つきのように生地を杵でついて仕上げる「杵つき製法」によることで、通常の製法に比べてお米の繊維が潰れづらく、香りや甘みをギュッと込められるのです。
その味は、既にアメリカやフランス、シンガポール、香港、台湾など海を越えて広まっています。日本のお菓子は人気があるんですね。今後さらにその拡大に向けた取組を応援してまいります!
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