クマとの遭遇を避ける行動
1集落内にクマのエサとなるものを無くしましょう!
クマを寄せつけないことが大切です。クマは、エサのある時期と場所を学習してしまいます。
- 樹木等の新芽(タケノコ)や木の実(果実)などが大好物
不要な果樹は伐採しましょう。
必要な果樹は幹をトタンで巻くなどエサとしない措置を施し、果実はできるだけ早く収穫しましょう。
不要な竹林は、12月から翌2月までの冬の間に1mの高さで伐採し、放置竹林を減らしましょう。
【クマがエサを学習し出没する時期】
4月タケノコ(モウソウ)、5月サクランボ、6月クワの実、ヤマモモ、7月タケノコ(マダケ)、8月モモ、青いカキ、9月トチの実、クリ、10月~カキ、ドングリ、11月~干し柿
- 野菜くずやペット(いぬ、ねこ等)のエサなどの残渣を畑や庭に放置しない。
- 養蜂巣箱は、電気柵で囲い適切に防除を行いましょう。
- 草刈り機などに使われるガソリンなどの揮発性物質も、クマ類の誘引物となります。
保管場所などに注意しましょう。
2不意の遭遇を避けましょう!
- 朝・夕の薄暗い時間帯は、クマの活動が活発な時間帯で特に注意が必要です。
その時間帯は出没しそうな場所(集落の外れの墓、山中の神社など)に近づかないようにしましょう。
- やむを得ずクマの出没しそうな場所に行くときは、極力複数で行動しましょう。
クマ鈴やラジオなど音の出るものを携帯し、クマに自分たちの存在を知らせましょう。
- クマが集落に出没した時は、家の中に避難し鍵をかけて静かにして、クマが離れるのを待ちましょう。
3万一、クマに出遭った時は、落ち着いて行動しましょう!
- 刺激しないようにクマに背を向けずに向き合ったまま、ゆっくり、静かに後退。
背中を見せて走って逃げると、クマが追ってきて襲われます。
- エサ(柿など)を食べているクマに近づかない。満腹になるまで離れません。
威嚇したり爆竹などで追い払ったりして、クマを興奮させると危険です。
- 子グマには決して関わらない。近くにいる母グマが子グマの安全を確保した後に襲ってきます。
また、2年目の子グマは独立訓練中で執拗に襲ってきます。
- 大きなクマ(雄グマ)に接近し過ぎて、万が一襲われかけた時は、うつ伏せになり手で首を守る
防御姿勢でクマの攻撃が過ぎるのを待つことも有効です。