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1点目は、京都府潜在保健師等人材バンクの開設についてです。
新型コロナウイルス感染症対策をさらに強化するため、今月から人材バンクを開設し、専門人材を継続的に確保できる取組を開始します。クラスターが発生した場合などを想定して、保健所の業務にご協力いただくこととしております。
現在、京都府の7箇所の保健所には84名の保健師が配置されており、京都市を除く25市町村では、約400名の方々が保健センターなどのさまざまな現場で業務に従事されています。感染拡大防止のためには、どうしてもマンパワーが必要となりますので、季節性インフルエンザの流行など保健所の業務がさらに増えることが予想されています。
一方で、現場を離れておられる専門人材の中には、ご自身の専門性を活かして活躍したいと思っている方もおられますし、結婚、育児、介護などさまざまな事情で一定期間、現場から離れざるを得なかった方もおられると聞いており、「チャンスがあれば、また現場に戻りたい。」「フルタイムは無理だけど、短期間であれば協力できる。」といった思いをお持ちの方に是非ともご協力いただきたいと思っています。
このバンクに登録していただき、府民のいのちと健康を守るために、我々と一緒にコロナに立ち向かっていただければありがたいので、応募をお待ちしています。
新型コロナウイルス感染症対策に関して、資料はお配りしていませんがもう一つご報告があります。ドライブスルーで行う京都検査センターについて、京都府医師会の協力の下、これまで府内に3カ所設置してきましたが、来週(11月11日)から4カ所目の運用を開始します。季節性インフルエンザとの同時流行に備え、検査体制についてもしっかりと整備していきたいと考えております。
京都府潜在保健師等人材バンクの開設について(PDF:158KB)
2点目は、行き活きトークの開催についてです。
来週11月11日に今年度の8回目の行き活きトークをけいはんなで開催します。
コロナに対応する中で、今非常に世間も注目をしているのが、新しいシステムや技術革新だと考えています。今年7月には「世界と伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」の中で、京阪神が「グローバル拠点都市」に選ばれました。
京都では伝統産業、観光産業だけでなく、ライフ・バイオ、精密加工、ロボット・AI等、いろんな分野において数多くの起業家が活躍されていますので、今回の行き活きトークでは、世間に「ないもの」を新しく生み出すベンチャー企業の皆さんとスタートアップ支援についてお話し、今後の支援のヒントに繋がればと期待しています。
なるべく多くの皆様にご参加いただきたいという思いから、初めてyoutubeによるライブ配信も実施しますので、府民の皆様にも、是非ご覧いただければと思います。
(当日は)トークに先立ち、オムロン株式会社の「京阪奈イノベーションセンタ」を訪問し、卓球ロボットを体験したり、KICK敷地内で行われている自動運転自動車の試乗も行います。
直接体験すること、また、直接お話しをお伺いすることを楽しみにしておりますので、こうした機会になるべく多くの方とお話ができればと思っております。是非とも取材につきましてもご協力をよろしくお願いいたします。
私からは以上です。よろしくお願いします。
西脇知事と行き活きトークの開催について(PDF:191KB)
高浜原発2号機の再稼働について、先日地域協議会があり、その翌日には資源エネルギー庁から京都府に改めて説明があったが、その後の新たな展開はあるのか。地域協議会を開くとも言われているがどうか。
まず11月3日に地域協議会を開き、関電からは、業務改善計画の内容について詳細な説明や取り組む決意を、また、資源エネルギー庁からは指導監督していくということについてお話がありました。そして翌日に、資源エネルギー庁が府庁に来られ、再稼働に係る協力要請がございました。
我々としては、特に地元地域の方が安全性についてきちんと理解されることが必要だという思いがあります。関係する市町にもエネルギー庁が説明に行かれましたので、それぞれの地域がどういう意向をお持ちなのか、11月9日に開く地域協議会の幹事会で、対応についてまず相談したいと考えております。そこで地元の方の思いを聞いて、地域協議会に繋げていきたいと思っております。
京都府潜在保健師等人材バンクについて、京都市の保健師についても連携して配置していくのか。
保健所単位で仕事をしておりますので、当面は京都市を除く京都府域の中での届け出をお願いしています。ただ、おそらく京都市内にも同じようなニーズがあると思いますので、京都市が独自にされるのか、それとも一緒の仕組でやっていくのかは未定ですが、今回は、京都市を除く京都府域の7か所の保健所を想定した人材バンクの開設を始めたいと思っています。
現在7か所の保健所等で働いている保健師の数は足りているという認識か。
これは難しいところで、もちろん平時の時には足りていました。それがコロナ禍の体制で最初に逼迫したので、感染が出ていないところからの応援や本庁の応援、OBの方にもご協力をお願いしました。
いったんクラスターが発生しますと、積極的疫学調査で非常にたくさんの人が必要になります。今、この段階でいけば足りているかもしれませんが、これからの季節性インフルエンザの流行期に備え、万全の体制を取っておこうということだとご理解いただければと思っています。
全国知事会で災害時の死亡者・行方不明者の氏名の公表についての議論があるが、京都府の現状と知事のお考えを伺いたい。
これについてはかなり過去からずっと議論されてきていますが、私自身は、一番重要なのは、ご遺族を含めたご家族の方のお気持ちだと思います。その上で、氏名を公表することにどこまで公益性を求めていくのかということです。ケースバイケースで考える必要もあるかと思いますが、私としては原則、やはりご家族の気持ちを大事にしていくことだと思います。属性とか人数とかは別にしても、氏名の公表については、ご遺族やご家族の気持ちを重視するのが一番の基本と思っております。
ただ、全国の中で地域によって取扱いが違うというのは、これはこれでまた問題があると思っており、例えば、全国知事会等いろいろな団体や報道機関も含めて、統一的なルールを決めた方が皆さん対応しやすいのかなという思いもございますので、よく議論を尽くすべきだと思っています。
現状、京都府は氏名を公表していないのか。
京都府は公表していません。
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