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更新日:2019年12月4日

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令和元年11月8日知事記者会見

「京都府総合計画」PR動画の作成・公開について

1点目は、「京都府総合計画」PR動画の作成と公開についてです。10月2日(水曜日)に府議会で議決をいただき、京都府総合計画がスタートしました。府庁の正門や東門に横断幕を掲げておりますが、計画の内容を広く府民の皆様に知っていただくため、PR動画を作成しましたのでお知らせします。

特徴としては、こうした動画を作成して、総合計画のPRをするのは初めてということです。また、計画のコンセプトは「府民協働」ですので、動画では単なる施策の紹介だけでなく、仕事と子育ての両立を支援する企業の社員の方や、女性起業家、スマート農業を実践する農家など、様々な方々の体験談やメッセージを盛り込んで構成しています。より多くの府民の皆様に共感いただいて、一緒にチャレンジしていただきたいというメッセージを込めております。ここで9分の動画の一部を流します。

(動画放映・2分)

動画は、9分と40秒の2つがあります。周知についてよろしくお願いします。

 

「京都府総合計画」PR動画の作成・公開について(PDF:586KB)

 

「ヘルス博Kyoto2019」の開催について

2点目は、「ヘルス博Kyoto2019」の開催についてです。京都府では、府民の健康寿命の延伸のため、「きょうと健やか21」や「京都府がん対策推進計画」を策定しまして、食事や運動、生活習慣病の一つであるがん対策等について、関係団体・企業、患者会、行政のオール京都で対応しております。そうした取り組みを一層進めるために、企業、大学、医療保険者、行政などが一同に会して「健康づくり」をテーマにした先駆的で効果的な取組の紹介や、出展ブースによるノウハウの提供など多様な主体のマッチングを図る「ヘルス博Kyoto2019」を11月22日(金曜日)に初めて開催します。

オープニングトークショーでは、11月1日(金曜日)付で「きょうと健康大使」に任命しましたお笑いタレント木村祐一さんと私が登壇して、健康の秘訣やスポーツの取り組みなどについてお話をします。

健康大使就任のお披露目も兼ねたステージで、彼とお話するのは2回目ですが、どんな話が出るか楽しみにしています。別添のチラシにあるように企業のブース展示や産学公連携による先駆的な取り組みの紹介、セミナーや体験コーナーもあります。定員は500名で事前申込制です。申し込み方法は配布資料の5やチラシの裏面の通りです。多くの府民の皆様にご参加いただけるよう、事前の周知・PR等にご協力をお願いします。

 

「ヘルス博Kyoto2019」の開催について(PDF:1,007KB)

 

「京都府京都市伏見区で発生した放火事件に係る被害者義援金配分委員会」の開催について

3点目は、京都アニメーションの放火事件に関連した項目です。
7月18日(木曜日)に発生した放火事件により多数の方が生命・身体に被害を受け、放火事件の犠牲者数としては平成以降最悪という甚大な被害が生じております。亡くなられた方々のご冥福、負傷された皆様の一日も早いご回復を心からお祈り申し上げ、ご遺族の皆様に対しては改めてお悔やみを申し上げたいと思います。
京都府では、事件の被害者やご遺族の皆様の支援のために、9月9日(月曜日)から10月31日(木曜日)まで義援金の受付を行いました。義援金は、配分委員会で具体的な配分基準、配分額を検討します。第一回委員会を来週の11月12日(火曜日)に開催することとしましたのでお知らせいたします。
配分委員会は、個人情報等を扱う場合がありますので、冒頭の挨拶のみ取材可能で審議については非公開です。なお、審議結果については、概要をご報告することとします。できる限り速やかに被害者・ご遺族に義援金が届くように速やかな検討を進めたいと思います。

 

「京都府京都市伏見区で発生した放火事件に係る被害者義援金配分委員会」の開催について(PDF:299KB)

 

主な質疑応答

記者

義援金の配分委員会について「できる限り速やかに」ということだが、目途としては年度内となるのか。

 

知事

年度内というとかなり先の感じがしますが、委員の方に具体的な内容を説明するのもこれからです。どれくらい論点があってどういう基準かという議論をしておりませんので、今の段階で時期の目途について話のできる段階ではありません。私の気持ちとしてはできる限り速やかにお願いしたいと思います。

 

記者

1回ではなく、何回も会議を行うのか。

 

知事

配分の対象者、基準、時期、方法やそれぞれの被害者の方の状況を議論することになります。1回で終わるということはありませんが、何回やるかも含めて今のところ未定です。

 

記者

災害時の義援金の配分基準も援用をせずに、ゼロからこのケースに合わせて作り上げるのか。

 

知事

自然災害の際のノウハウと今回のケースはどこが違うのか、どこを特別に検討しないといけないのか、そういう形での方が効率的な議論ができると私は思っています。それも含めて、委員の方には議論していただければと思います。

 

記者

配分委員会の内容の報告は、会合ごとに行うのか。まとめて行うのか。

知事

一般的な審議会等の会合で議事概要をその後に公表するというのは、その都度しておりますし、特別なことではありません。どれくらいの時間で公表するか、取材対応でどこまで話すかはありますが、こういう議論がありましたということをその都度報告することになります。

 

記者

京都アニメーションのお別れ会に参加し、改めて感じられたことは。

 

知事

11月2日、3日、4日にお別れ会がありました。「お別れ、そして志を繋ぐ式」というコンセプトで行われ、私は2日に出席し、挨拶と献花をしました。お別れ会の会場で、国内外のファンから寄せられているメッセージやイラスト、いろんな言語で書かれているものを見て、改めて世界中の方からいかに愛され、評価されてきたかに思いを致しました。それだけに、そのような方々が大変な被害に遭われた事件の凄惨さや残酷さに、深い悲しみを感じました。

社長からは、事業の再建に向けて第一歩を踏み出されると挨拶をされていましたし、私も、これからも素晴らしい作品を作り続けていただきたいと挨拶でも申し上げました。深い悲しみがあり、憤りもあるのですが、一方でファンの方の声に応えるために、それを乗り越えて次の一歩を踏み出そうとされている会社や関係者の皆様の気持ちに寄り添っていくということが大事なのかなと現場に行って率直に感じました。

 

記者

京都アニメーションの事業再建の支援に向けては「お別れの会」が一つの区切りになると言われていたが、知事としての考えはあるか。

 

知事

具体的な内容について私どもが先行的に考えているものはありません。

今までも被害者やご遺族の支援について、京都アニメーションの意向に沿う形で実現に向けて努力して参りました。事業再建も京都アニメーションの意向に基づいてということになりますが、具体的な要望はありません。姿勢としては、愛されてきた作品であり、会社なので、また素晴らしい作品を作り続けていただきたいということ。被害に遭われた方の気持ちに寄り添うこと。そして、救出、救援活動された方や近所の方にもいまだに影響があると思いますので思いを致していくことと思っています。ただ、具体のプランについては会社の意向をお聞きしてからだと思います。

 

記者

会社の要望があれば行政として応じるということか。

 

知事

行政は税金を使って仕事をしていますから、全体のご要望と我々ができることの接点を求めていくことになります。それも含めてこれからということになります。

 

記者

午前中に門川京都市長が京都市長選への出馬を表明されたが、次の京都市長にどのような人を求めたいか。

 

知事

私も門川市長も京都出身ということもあって、就任以来スムーズに府市協調ができていると認識しています。もちろん、これは長い歴史の中で積み重ねた上での成果だと思っています。先日の府市懇談会でも例えば、京都市域を含んだ形での観光周遊の具体的な合意や、スタートアップ支援について、世界に伍する拠点を目指して、京都府、京都市、経済界が「オール京都」で取り組んでいくこと、また、文化庁の京都移転の決定や今年3月の京都経済センターの開設も府市協調で、オール京都で取り組んできました。大きな施策を進めるには、こうした枠組みが非常に重要だと思っております。

京都府において京都市は、人口も経済活動等もシェアが高いので、府市協調でやっていけるかどうかということが我々の一番の関心事です。

 

記者

門川市政の中で継続して欲しいことや良くして欲しいといった要望はあるか。

 

知事

具体の中身でこうして欲しいということはありません。文化庁の京都移転は決まっていますが、具体化するのはこれからですし、例えば、ワールドマスターズゲームズ2021関西は、ゴールデンスポーツイヤーズのラグビーワールドカップがあって、東京オリンピック・パラリンピックがあって、その次として関西一円を巻き込んだ形で行われますが、京都市で開会式を行い、京都府域でも広く競技が行われます。スポーツの面でも府市協調でやっていかないといけない。スタートアップ支援については、経済センターの建物と仕組みができましたが、実際にこれを動かして効果を出していくという課題が進行中だということです。

 

 

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京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

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