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京都府の西脇隆俊知事は6日、府庁で行った年頭あいさつで「大阪・関西万博の開催が迫ってきた。京都の魅力を国内外に発信する絶好の機会で、万博の開催を府全体の活性化につなげたい」と抱負を述べた。
西脇知事は関西広域連合のパビリオン内に設ける府のブースに関し「さまざまなイベントに加えて、来場者と出店者が交流して心を通わせ、一体感を得る体験や実演を提供する」と表明。「府内で万博の来場者を迎えるため、けいはんな万博など関連イベントの準備を進める。万博を一過性のものとせず、京都の将来を担う人や企業、文化を育成したい」と強調した。
また、人口減少対策として、保護者が保育士から育児の助言を受ける府独自の「親子誰でも通園制度」や子どもが運営する仮想の小さなまち「京都版ミニ・ミュンヘン」について、「さらに拡充し、全国への波及を目指す」と説明。物価高騰の影響を受けている事業者の事業継続や生活困窮者への支援など、「総合経済対策の裏打ちとなる国の補正予算も活用し、機動的な経済対策を講じたい」と述べた。(了)
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