クローズアップ京都府
フルーツや音楽を通じた地域活性化に取り組む方々と各地で「行き活きトーク」
西脇知事が府民の皆さんと語り合い、頂いたご意見を府政に活かす「行き活きトーク」。9月29日には、京丹後市内の梨園で収穫体験・試食やJA京都久美浜梨選果場の視察を行った後、地元果樹農家の方々と、果樹栽培の今後の展望と課題について意見交換しました。
行き活きトーク
丹後フルーツの魅力発信と産地の活性化について(京丹後市)
丹後は果物の名産地
果物の栽培に最適な気候と土壌に恵まれた京丹後市では、久美浜湾岸を中心とした地域で、メロン、桃、梨などフルーツの生産が盛んです。
梨園で「甘太(かんた)」の収穫を体験
参加者の声
- カニ殻などを肥料に用いた栽培で高品質化に努めつつ、流通拠点を府の南部に置き販路拡大に取り組む。若者たちが丹後で果樹栽培をしたくなるような地域にするのが夢。
- 大阪から移住し果樹栽培を学ぶ。新しい発想で果樹と“何か”を掛け合わせ、若者にとって魅力的な環境をつくっていきたい。
- 100年続くフルーツの産地のためには担い手の確保が課題。手作業が多い果樹栽培の中で作業効率を高める工夫を行うとともに、他産業や地域住民から農繁期の応援を受けられる体制をつくりたい。
- 海外の果樹需要に着目し梨の輸出拡大を図っている。樹形の工夫による効率化や害虫対策で“もうかる梨づくり”を実践し、若い担い手を増やしていきたい。
トークを終えて…
フルーツの産地としての丹後の知名度は、生産者の皆さんの大変な努力で支えられていることを実感しました。ブランドと産地を盛り上げるには、丹後地域全体の活性化が不可欠です。担い手確保など産地としての課題への支援とともに、大阪・関西万博という好機を活かして地域の魅力発信に努めてまいります。
行き活きトーク
地域で広がる音楽文化について(京丹波町)
10月14日には、府内一円を音楽で満たす「Music Fusion in Kyoto音楽祭」の会場の一つである京丹波町役場を訪問。国際的に活躍するポール・メイエさん、京丹波町出身の中(なか)ヒデヒトさんの2人のクラリネット奏者と、弦楽アンサンブルによる室内楽公演の後、音楽文化を広げる意義やそのための課題などについて語り合いました。
当日、同会場では楽器体験イベントも開催
トークの前に行われた演奏会では、お二人が美しいアンサンブルを披露
参加者の声
- 音楽は暮らしの中で心を豊かにしてくれるもの。学校の部活動でやっていた吹奏楽を卒業で中断したまま…という人たちが、大人になってからまた集まって一緒に演奏できるような場があれば。
- 故郷フランスでは、地方でも街ごとに吹奏楽団やオーケストラがあり、良い音楽教育を受ける環境がある。この音楽祭のように各地域で音楽に親しめる機会はとても大切。
- 私は小学生の頃にオーケストラの生演奏を聴いて衝撃を受け、音楽家を志した。小さな子どもほど良い音楽を素直に受け止める耳を持っているので、0歳でも入場できるコンサートの開催などにぜひ支援を。
- 大都市のコンサートホールだけでなく、地域の公共施設やお寺などで気軽に鑑賞できる演奏会の開催や、練習場所の手配に悩む地域の音楽愛好家へのサポートを期待したい。
トークを終えて…
地域の身近な場で肩肘を張らずクラシック音楽に触れる機会の必要性と、子どもの頃から良質な音楽に触れることの大切さを改めて感じました。祭りばやしや民謡なども含め、地域文化としての音楽の裾野を広げるべく、引き続き取り組んでまいります。
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広報課
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「京都府あけぼの賞」表彰式を開催
11月2日、各分野で先駆的に活躍する女性を顕彰する令和6年度「京都府あけぼの賞」の表彰式を開催し、4名の皆さんが受賞されました。
井上 奈奈(いのうえ なな)さん(作家/世界で最も美しい本コンクール2018銀賞や第28回日本絵本賞大賞などを受賞)
長谷川 知子(はせがわ ともこ)さん(立命館大学教授/高被引用論文著者に5年連続で選出)
福島 あゆみ(ふくしま あゆみ)さん(ダンサー/パリ2024オリンピック・ブレイキンで入賞)
山田 尚子(やまだ なおこ)さん(アニメーション監督/映画『きみの色』で第26回上海国際映画祭金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞)
「京都府あけぼの賞」受賞者と知事、府議会議長
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男女共同参画課
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雲外蒼天(うんがいそうてん)
Governor's voice
書:西脇知事
何かと気忙(ぜわ)しくなる12月。この時期になると、これまでの人生でお世話になった方々がどのように過ごされているかが気になってくるものです。そうした方々に近況や日頃の感謝の気持ちを伝えるため、私は毎年欠かさずに年賀状のやりとりを続けています。
もともと年賀状は、普段会えない遠方の相手に対する年始の挨拶代わりに始まったといわれています。旧知の相手と新年が巡り来るたび連絡を取り合うことで、たとえ対面は叶(かな)わずとも毎年お会いしているように感じられる貴重なツールといえるのではないでしょうか。
現在は、ライフスタイルが変化し、SNSなど気持ちを伝える手段は多様化していますが、懐かしい相手の幸せを願う気持ちに変わりはないはずです。これからも年賀状などさまざまな形で、互いの近況を伝え合う「つながり」を、大切にしていきたいと思っています。
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