特集令和5年度当初予算+令和4年度2月補正予算
あたたかい京都づくり発進予算
京都府総合計画の1年前倒しでの改定を踏まえ、誰もが未来に夢や希望を持てる「あたたかい京都づくり」を府民の皆さまに実感していただく第一歩として、「安心」「温もり」「ゆめ実現」の3つの視点に基づく施策を力強く発進させるために必要となる予算を編成しました。
各施策の推進に当たっては、府民の皆さまとの信頼関係のもと、地域、企業、大学などとの連携を一層深めるとともに、府域の均衡ある発展に向けて現地・現場主義を徹底し、諸課題の解決を図ってまいります。
京都府知事 西脇隆俊
令和4年度2月補正予算 約25億円
令和5年度当初予算 約1兆302億円
計 約1兆327億円
物価高騰・新型コロナ等克服対策
府民生活に影響を及ぼす物価高騰や新型コロナへの対応等には、引き続き、状況に応じた機動的かつ重点的な経済対策・医療提供体制の確保や感染防止対策を実施していきます。
中小企業への支援
- 経営改善の取り組みを伴走支援
- ビジネスモデルの転換などを支援
- インボイス制度移行に係る経営相談窓口を設置
農林水産業への支援
- 生産コスト削減や販売力強化につながる取り組みを支援
生活支援
- 生活困窮世帯に対し、社会福祉協議会等を通じて、食料品や生活必需品を配布
新型コロナウイルス感染症対策
- 医療提供体制の確保
- 社会福祉施設等が行う感染防止対策等を支援
あたたかい京都づくりの発進
「安心」「温もり」「ゆめ実現」の3つの視点に基づき、誰もが未来に夢や希望を持てる「あたたかい京都づくり」を実感できる取り組みを推進していきます。
全ての営みの土台となる安心
- 安心できる健康・医療・福祉
- 災害・犯罪等からの安心・安全
子どもたちを育み、絆を守る温もり
- 子育て環境日本一・京都
- 誰もが活躍できる生涯現役・共生の京都
- 共生による環境先進地・京都
夢や希望、魅力や活力の源泉となるゆめ実現
- 未来を拓く京都産業
- 文化の力で世界に貢献する京都
- 交流と連携による活力ある京都
人・物・情報・日々の生活の基盤づくり
- 山陰近畿自動車道の整備をはじめとする公共事業
- バスや鉄道といった「生活の足」として不可欠な地域公共交通の維持・確保
あたたかい京都づくりに向けた
3つの視点の具体的な取り組み
「安心」「温もり」「ゆめ実現」の3つの視点で推進していく「あたたかい京都づくり」において、今年度、府はどのような取り組みを進めていくのか、それぞれの視点ごとに紹介します。多様化・複雑化する行政課題と府民の皆さんのニーズに的確に応えるため、これまで以上に幅広い主体と連携しながら施策を進めてまいります。
※金額はそれぞれの予算規模を表しています
全ての営みの土台となる
安心
具体的には
保育環境などの向上を支援
8,300万円
- 保育所等の遊具や、園庭設備を整備
- 保育士の研修環境を整備
- 発達支援や配慮が必要な児童への支援など
京都式地域包括ケアを強化
33億6,900万円
- 地域における介護予防や生活支援の充実
- 地域包括ケア基盤を整備
- 認知症施策の推進
- リハビリテーションプロジェクトを推進など
府立医科大学の施設整備を推進
3,000万円
- 感染症への即応など環境変化に対応した施設整備計画を策定など
北部医療の機能を強化
1,000万円
- 北部医療センターの整備に向けた基本構想を策定
- 府立看護学校の機能拡充や整備を検討など
危機管理センターを整備
3億8,400万円
- 自然災害や大規模事故などのあらゆる危機事象に迅速・的確に対応できる危機管理拠点を整備
地域の防災力を強化
3,200万円
- 大規模地震発生時の災害対応力を強化
- 防災士の養成のための研修を実施
犯罪被害者等への支援
1,800万円
- ワンストップ支援調整会議を設置
- カウンセリングや一時避難、弁護士委任に係る費用への支援を拡充など
サイバーレジリエンスを強化
3,300万円
- サイバー犯罪への解析・捜査基盤を強化
- 医療機関・中小企業等への専門家派遣により情報セキュリティ対策を支援
子どもたちを育み、絆を守る
温もり
具体的には
京都子育て支援医療助成制度を拡充PICK UP!
24億2,200万円
出産・子育て応援交付金事業の実施
13億3,500万円
- 市町村における妊娠・出産・子育てまで一貫した寄り添い支援の充実と経済的支援の実施
- 電子クーポン等を利用した経済的支援のための府内共通システムを構築
子どもの教育のための総合交付金を創設
3億円
- 地元食材を活用した給食など市町村による地域の実情に応じた特色ある取り組みなどを支援
府立学校の教育環境を整備
20億円
- 老朽化する府立高校等の空調設備の更新ペースを加速など
子育て環境日本一推進戦略を改定
200万円
- 「社会で子どもを育てる」ための仕組みづくりなどを検討
働く人の新しい学びを応援
1億500万円
- 京都府生涯現役クリエイティブセンターの支援対象を全世代に拡大など
地球温暖化対策を総合的に推進
11億9,600万円
- 太陽光を中心とする再生可能エネルギーの導入・活用や府内企業の省エネ診断・設備更新等を支援
- 次世代エネルギーである水素の利活用拡大を支援など
夢や希望、魅力や活力の源泉となる
ゆめ実現
具体的には
産業創造リーディングゾーンを推進PICK UP!
3億7,600万円
グローバル・スタートアップ・エコシステムを構築
5,000万円
- 海外人材の生活から起業・ビジネス展開までを一貫して支援
- 海外スタートアップ企業と競い合うピッチ会の開催などによりスタートアップ企業の海外展開を支援など
「文化の都・京都」プロジェクトを推進PICK UP!
1億8,400万円
新たな文化施策を検討
200万円
- 文化庁の京都移転を契機に、将来に残る文化施策や文化芸術活動への総合的な支援策を検討など
丹後郷土資料館を整備
4,700万円
- 丹後地域における歴史文化の探訪・観光の拠点施設となる博物館へリニューアルなど
学生とともにのばす京都プロジェクトを推進
3,000万円
- 大学、行政の連携により「大学・学生のまち京都」の魅力を充実強化など
大阪・関西万博開催に伴うきょうとの魅力発信
2,600万円
- 機運醸成・誘客促進を目的としたイベント実施
- 京都ブースの展示設計など
「食の京都」を推進
6,100万円
- 府域共通の観光資源でもある「食」にまつわる観光コンテンツを充実させ、府域の周遊観光を促進など
PICK UP! 注目の施策ピックアップ
具体的な取り組みの中から今年度、特に府が力を入れていこうとしている3つの施策をピックアップ。それぞれの取り組みを、より詳しくご紹介します。
令和5年度当初予算について詳細はこちら
京都府広報監まゆまろ
京都子育て支援医療助成制度を拡充
令和5年秋から開始予定
どんな施策?
子育て家庭の経済的負担を軽減するため、府制度としての「子育て支援医療助成制度」をさらに拡充します。
通院の負担が
少なくなるんだね!
拡充のポイント
通院の自己負担上限額を200円(月・医療機関)とする対象を、従来の0~2歳から小学校卒業まで拡大します。
《現行の制度》
入院 | 中学校卒業まで:200円/月・医療機関 |
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通院 | 0~2歳:200円/月・医療機関 3歳~中学校卒業まで:1,500円/月 |
《拡充後》
入院 | 中学校卒業まで:200円/月・医療機関 |
---|---|
通院 | 小学校卒業まで:200円/月・医療機関 中学生:1,500円/月 |
市町村への財政支援を拡充することで、市町村独自の子育て支援策の充実につなげるなど、府内全体で子育て環境の充実を図ります。
産業創造リーディングゾーンを推進
どんな施策?
地域の特色を生かして産業創造を行う拠点を府内全域で構築し、世界的なオープンイノベーションを展開します。
新しい産業を創造し
世界進出しよう!
各地域での取り組み
(1)世界から注目されるテキスタイル産地の形成
世界から丹後・西陣エリアにデザイナーやアーティストを招聘(しょうへい)し、新たな発想や感性で商品を開発
1億500万円
(2)ZET-valley形成による事業創出・社会実装の推進
脱炭素関連スタートアップ企業等の最先端技術を用いた新事業創出・社会実装を推進
1,300万円
(3)太秦メディアパークの共創拡大
コンテンツ関連企業とメタバース等最新技術の融合プロジェクトを創出
600万円
(4)京都フードテック基本構想の推進
最先端研究のネットワークの構築などにより、京都の食文化を融合したフードテックを推進し、京の食の付加価値と競争力を向上
1億9,400万円
(5)アート&テクノロジー・ヴィレッジの推進
アートとテクノロジーの融合による新たな産業創造や次世代を担う人材育成を推進。令和5年10月開設予定
3,900万円
「文化の都・京都」プロジェクトを推進
どんな施策?
文化庁京都移転を契機とした新たな文化施策の展開に向け、京都府中を文化で彩る取り組みを実施します。
文化の都をみんなで
盛り上げよう!
プロジェクトのポイント
府・市・経済団体などオール京都で立ち上げたプラットフォームを中心に、多様な取り組みを集中的に展開し、「文化の都・京都」を国内外に発信します。
Photo by Kotaro Tanaka
- 令和4年6月にオール京都で立ち上げたプラットフォームが主体となって「文化の都・京都」を発信
- 音楽イベント、ステージパフォーマンスなどを集中的に開催
- 和食の魅力など京都の食文化の魅力を体感できる取り組みの実施
- アートフェアや若手作家を顕彰・紹介する展覧会の開催など京都の文化芸術を発信する取り組みと併せて京都府中を文化で彩る一年に
- このほか、新たな文化施策を検討
[お問い合わせ]
財政課
TEL:075-414-4411
FAX:075-441-7308
お問い合わせ
知事直轄組織広報課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4074
ファックス:075-414-4075
[email protected]
おことわり
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組織改正等により変更されている場合がありますので御了承ください。
ご不明な点がございましたら、広報課までお問い合わせください。