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今年度もたくさんの力作ご応募ありがとうございます。今回もプリント応募でなくインターネットでデータを送ってもらう事になりました。プリントによる色の再現に苦労された皆さんも思ったとおりそのままの再現で応募する事が出きたのではないでしょうか。反対にデータにはいろんな情報もくっついてくるので、撮影された時期がわかったりスマートフォンでこれだけの作品が作れるのかと感心したり、良くも悪くも情報が多い事に越したことはありません。
それと皆さんからの一言コメントもすべて拝見させていただいています。写真だけではわからない情報があることで少しでも評価に反映出来ればと思っています。
さて近年AIの進化でデータを消したりくっ付けたりが簡単に出来るようになっています。私自身も「加工がわからないように」と依頼を受けたりしてるのが常なのです。
作品自体を見極めるのが難しい時代に入って来ているよう思います。また写真コンテスト自体が変わるのかもしれません。時代が進化しても作品コンテストが続くのを願う一人です。
満開の桜、風が吹いてるわけでもないのに歩く二人が風を受けてるような、画面に引き込まれる物語性のある作品です。桜の枝の向きや雲の流れ、見事なアングルとシャッターチャンスです。
バランスの良い配置でおさまっている構図の良い作品です。散歩中の人達の数も位置も絶妙です。望遠レンズでのトリミング、赤と緑と影の配色も良いです。
くすっと笑ってしまうヒトコマですね。秋の早朝は寒かったのかしら、少し後から紐を握ってついて行く姿が愛らしいです。遠近感、レイヤリング、構図、リーディンググライン、さらっとバランスがとれている作品です。
慌てている時に撮られたとは思えない秀作です。登場人物も2人だけの良いシャッターチャンスに出会えましたね。女性がベンチに座らずもたれているのがタイトルにピッタリですね。少し気になったのが彩度の使い方でしょうか。
とても賑やかな写真ですね。お花の色と元気いっぱい園児の帽子がシンクロしているのですね。少しピントを浅くしお花か園児をボケ感で表現されれば遠近感も加わりドラマチックに演出出来たかもしれません。
初夏の上賀茂神社、河原で遊ぶ子達を見守るほのぼのした作品ですね。鮮やかな緑と川のせせらぎ、子供たちの声まで聞こえてくるようです。リーディングラインも出来ていて構図も良い作品です。
満開の桜並木を幼い兄妹が元気よく駆け上がる。帽子をかぶる姿が無邪気で微笑ましい作品です。空の青色や菜の花の黄色のコントラストが際立っていますね。
カヌーの穂先をこちらに向け広角レンズを使い拡散的に撮影しているのが印象を強くしています。そして色とりどりのカヌーが画面を華やかにしているのが作品の特徴ですね。また背景の青いアーチ状の鉄橋も作品構成を後押ししています。カヌーの一休み、いい作品です。
少し山になっている所からの影の伸びが狙いどおりで功を奏していますね。ワイドレンズで画面半分を影にしたのもお見事です。落ち葉や銀杏の木も鮮やかで良い作品です。左中程で撮影している方もよいアクセントですね。
上手くまとまったお手本のような作品ですね。桜と緑の土手。背景に陸橋。その前を鍬をもったおじいちゃんとランドセルのお孫さん。笑顔で談笑してのお散歩。色味もよくディレクションは満点ですが、まとまりすぎて作り込みを感じてしまうかもしれません。
最近見ることの少なくなったホタル、スローシャッターで光の軌跡での表現が面白いですね。背景の草木の色と同じ配色になってしまい、重なっている所が惜しかったですね。
糺の森での古本市ですね。常連さんでしょうか、見入ってる感じを魚眼レンズでのデフォルメでうまくまとめています。強い日差しの中なのに緑樹の木漏れ日が爽やかさを醸し出しています。
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