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長期的目標の実現に向けて、第2及び第3に示した推進方向に沿って、施策を全面 的に展開していきますが、施策推進の方向を象徴し、環境施策全般をリードする取組として次の6つのプロジェクトを推進していきます。
学校での環境教育や生涯学習、地域の美化・ボランティア活動から市町村等による自然とふれあう機会の創出、事業者の環境保全・創出に向けた社会貢献など多様な分野で展開されている環境教育・学習の様々な手法を整理し、相互の連携・総合化を図ります。また、これらの取組を支える人材を発掘、育成することによって、より効果 的な環境教育・学習を推進していきます。
今後整備を予定している丹後リゾート公園、府民の森(仮称)や総合資料館のリニューアル等に併せ、また、府立洛西浄化センター公園・農業資源研究センターをはじめとする既存の公的施設において、環境と調和しながら育まれてきた生活文化等もモチーフにした多様な環境学習メニューを用意し、府全域にわたり、環境学習拠点、環境情報のネットワークを形成していきます。
また、併せて優れた地域環境そのものを展示場に見立てた「エコ・フィールドミュージアム」の整備を図り、生活、文化、産業等も含む多様な資源を巡るエコ・ツーリズムを地域の実践者の参画なども得ながら推進していきます。
環境教育・学習、環境産業の育成等の重点施策のより効果 的な推進を図るため、京都に集積する大学・企業・研究機関や市町村、NGO等が連携したヒューマンネットワークの形成を図ります。
このため、幅広い分野の様々な主体の参画を得て速やかに地球環境を守るネットワーク組織を設立し、環境保全の取組を進めていきます。
地球温暖化防止京都会議を契機に京都への期待が高まる中、京都が持つ様々な資源を活かした国際協力を進めるとともに、環境情報を広く世界へ発信していきます。
このため、環境産業の集積を活かした国際技術協力など、人的支援を中心にした環境面 での国際協力を推進するとともに、インターネットホームページの拡充はもとより、京都エコ・クラブ会員への各種情報の提供等により京都の環境情報を広く全国へ浸透させるなど多様な情報発信手法を展開していきます。
国際的な環境規格ISO14001の取得を促進することにより環境管理の考え方を府内全域に浸透させていきます。このため、京都府自らが認証取得をめざすとともに、府内の事業所においても、取得を段階的に進めるためのマニュアルを作成し、また、独自の認証制度(「京都府版ISO」(仮称))の創設を検討するなど、認証取得を積極的に支援していきます。
また、環境配慮活動のトップランナーとも呼べる優良事例・モデル事例等を収集し、積極的にPRするなど環境にやさしい府民や事業者の活動に対する社会的評価を高めるための取組を推進していきます。
府内における絶滅のおそれのある野生動植物の現状等を「京都府版レッドデータブック」(仮称)としてとりまとめ、今後の野生動植物保護対策の基礎資料とするとともに、常に新しい情報の収集に努め、野生動植物の置かれている状況等に応じた保護対策を講じます。 また、片波川源流域の優れた自然環境を府民の財産として保全するため、京都府としてはじめて自然環境保全地域に指定するとともに、特に貴重な地域については、公有化を進めます。
また、野生動植物の生存基盤となっている多様な自然環境を保全し、生物の多様性を確保していくため、府自然環境保全地域や歴史的自然環境保全地域、自然公園等の指定及び拡大を図っていきます。
さらに、人の営みとの関わりを通じて形成・維持されてきた里山等生活に身近な自然環境についても保全すべき対象などの基準づくりとともに保全措置の検討もしていきます。
関西文化学術研究都市や先進市町村等にゼロ・エミッションに向けたシステムや省エネ、クリーン・エネルギー等の導入を図り21世紀の環境都市像の具体化を目ざすとともに、新光悦村、京都北部中核工業団地等京都府が進める主要プロジェクトにも環境の保全・創造への配慮を取り入れ、また、風力発電の導入を進めるなど様々なタイプの環境シンボルを示すことにより府内全域に環境重視の考え方を広く浸透させていきます。
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総合政策環境部政策環境総務課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
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