京都府(淀川水系)流域自治体会議設立会議
京都府(淀川水系)流域自治体会議設立会議の開催結果について
開催日時
平成22年7月23日(金曜) 午後1時30分から2時30分
場所
京都テルサ 大会議室
出席者
京都府知事及び関係市町村長(18市町村、代理含む)
会議の設置・運営について
会議規約案(資料1)(PDF:153KB)
議事
開催結果
規約、組織、検討体制、テーマについて、市町村長の了解が得られた。
また、本会議の今後の進め方等について、下記のとおり確認した。
- 府内の個々の河川のあり方、流域全体のあり方、技術的な問題も含めて、この会議で議論し、府民の安心・安全の確保に努めていく。
- 特に、技術的な治水対策の問題については、有識者にも入ってもらい、ワーキングで検討し、幹事会で議論したうえで、首長会議で決定していく。
- 今後、淀川水系全体の流域自治会議も出来てくる。その時には、京都府としての対応などをこの自治体会議に諮って決定していく。
- ダム検証について関係地方公共団体の意見が聴取される予定であり、本流域自治体会議で議論し意見集約して、関係府県との話し合いを行っていく。
主な意見
- 流量の多くなる下流から順次整備するという基本的な考え方を持てば、国土交通省のダムをどうするか、から始める間違った方向を是正する議論ができる。
- 桂川の治水対策をどう優先的に進めていくのかを考えることが必要。そのために、どう展開していくかをこの会議で考えていただきたい。桂川沿川は以前よりも家屋が密集し、農地も限られたところに残るのみで、万一の場合、被害は相当大きくなる。堆積土砂の掘削など流下量を増やす治水対策を早急に実施することを提案したい。
- 50年にわたる地元のご尽力、ご苦労で建設されたダムが完成して10年が経過する。このダムが下流への危険を軽減しているのは事実。このダム建設時に、我々の地域は、狭窄部の開削を1つの条件としてこだわってきた。そうした歴史を十分に踏まえたうえでの河川整備について配慮いただきたい。
- 河川整備において何を優先すべきかといえば、水の流れをスムーズにするということ。色々なダムなどに大きな金を掛けてきているが、順序が違うと思う。川の中には、まだまだ大木もあり、土砂の堆積も見られる。こうしたことが放置されないよう国に対して強く発言していくべき。
- 治水は全体的な地域づくりの中で進めて行かなければならない。町内の河川には、堤防の一部を低くして水田に溢れさせるような治水対策をしているところもある。水田は復旧できるが、人命には代えられないという思想で住民が認めている。建設・農林に関係なく、省庁を超えた治水対策が必要と思う。