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この改定でレッドリストに掲載された爬虫類は13種である。希少カテゴリー別の種数は2002年においては、準絶滅危惧種が1種、要注目種が11種(外来種を除く)の計12種であったが、今回の改訂で準絶滅危惧種が2種、要注目種が11種(外来種を除く)になったためである。
この改訂によって、2002年時点で要注目種とされていたヤマカガシが準絶滅危惧種に変更され、また、リストに掲載されていなかったニホンイシガメが要注目種に加わった。後者の変更のため、京都府に現在定着している15種(外来種を除く)のうち、レッドリストに掲載されていないのはニホンヤモリとカナヘビのみになった。ヤマカガシとニホンイシガメを除くと、2002年にレッドデータブックに掲載されていた種に関しては、その後、生息状況に大きな変化が認められないと判断されたため、ランクに変更はなかった。言い換えれば、京都府で記録される爬虫類の全種において、生息環境の改善は見られず、依然として保護の必要がある状況にある。
ヤマカガシ (旧)要注目種 → (新)準絶滅危惧種
耕作の減少による水田環境の悪化に伴って餌となるカエル類など小動物の減少が続いており、また、生活に適切な微環境が消失して、各地で目撃数が少なり、特に低地では激減しているため、要注目種から準絶滅危惧種に変更した。 |
ニホンイシガメ (旧)リスト外 → (新)要注目種
里山の生息環境の悪化によって分布域が減少し、低地ではおそらく外来種ミシシッピアカミミガメの影響を受けて目撃数が減少しているため、新たに要注目種に加えた。
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〈 爬虫類 12種 〉
準絶滅危惧種(2種)
☆ミナミイシガメ、△ヤマカガシ
要注目種(10種)
クサガメ、☆ニホンスッポン、☆ニホントカゲ、タカチホヘビ、シロマダラ、ジムグリ、アオダイショウ、
ヒバカリ、☆ニホンマムシ、○ニホンイシガメ
凡例
△:アップリスト種 ▽:ダウンリスト種 ○:新規掲載された種 ☆:種名などの変更 |
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