選定理由 |
京都府が産地北限に当たる希少種。 |
形態 |
日本産カミキリ大図鑑[講談社、1984]、第53図版、図386.体は黒褐色、肢は腿節の基半と跡節のつぎ目を除き赤褐色。 |
分布 |
本州、四国の山地に局所的に分布。府内では峰床山から1例記録された。左京区峰床山、31.v.1981. 武田滋・採集、所蔵。 |
生態的特性 |
成虫はフトキクスイモドキカミキリと同様に広葉樹の枯れ枝をたたいて採集されるが、食樹など生態に関してはほとんど未解明である。 |
生息地の現状 |
スギの人工林化により広葉樹林が徐々に消滅している。 |
生存に対する脅威 |
広葉樹自然林の消滅が直接的な脅威となる。 |
必要な保全対策 |
広葉樹自然林における伐採の規制、あるいは人工林地の広葉樹林への再変換などが考えられる。 |
その他 |
日本固有種 |