選定理由 |
分布が広いことで有名な種であるが、現在の分布状況はどんなものであろうか? |
形態 |
原色昆虫大図鑑(II)甲虫篇(北隆館) 114 図版No.22:原色日本甲虫図鑑(III)(保育社)53 図版No.29を参照。体長14〜18mm、黒色で光沢がない。前胸背板基縁直前に凹形の細浅溝がある。 |
分布 |
世界共通種。
◎府内の分布区域
京都市左京区 修学院:塚本ほか(1993):京都市右京区 嵐山:塚本ほか(1993):京都市下京区:塚本ほか(1993):京都市伏見区 藤の森:高橋(1985):宇治市 五ケ庄:塚本ほか(1993):京田辺市 松井丘:高橋(1985)。 |
生息地の現状 |
貯穀害虫として世界的に著名なものであるが、類似種であるチャイロコメノゴミムシダマシTenebrio molitorの方はまだ見られるのに、本種の方はほとんど見られなくなっており、現在どの程度問題であるのか調査が必要である。人間の居住環境以外で見られることがなく、ツバメ、スズメなどと同様、日本では現在ヒトに寄生して生きている生物種であろう。 |
必要な保全対策 |
おそらく絶滅が期待されているものであろう。 |