選定理由 |
京都府はタイプ産地の一つ。 |
形態 |
原色昆虫大図鑑(II)甲虫篇123 図版No.16:原色日本甲虫図鑑(III)65 図版No.3を参照。暗褐〜暗赤褐色。腹部および肢はやや明るく口嘴・触角・脛節端棘は赤褐〜黄褐色。 |
分布 |
北海道、本州、四国、九州、(台湾)。
◎府内の分布区域
舞鶴市 赤岩山:安川(1993):与保呂(1998.VI.19 峰崎和子採集):京都市左京区 鞍馬:Nomura & Nakane(1959、タイプ産地) |
生態的特性 |
オオハナノミ科の甲虫は過変態で、他の昆虫類に寄生するという特異な生活史を示すが、本種の生態はまだ何もわかっていない。カミキリ、ゾウムシなどの幼虫に寄生するものであろうか。 |
生息地の現状 |
植林が増えている。 |
必要な保全対策 |
奈良公園のような古い自然林では個体数が多い。京都府でも自然林の多い地域で見られ、自然林の保全が必要である。 |