昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 オオハナノミ科
鞘翅(コウチュウ)目 オオハナノミ科
クチキオオハナノミ
Pelecotomoides tokejii Nomura & Nakane, 1959
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 京都市鞍馬がパラタイプの産地。 |
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形態 | 原色昆虫大図鑑(Ⅱ)甲虫篇(北隆館 1963)PL. 123、No. 16、原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 65、No. 3を参照。暗褐から暗赤褐色。腹部および肢はやや明るく口嘴、触角、脛節端棘は赤褐から黄褐色。 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、台湾。 ◎府内の分布区域 舞鶴市赤岩山:安川(1993):与保呂(1998. ⅵ. 19. 峰崎和子採集):京都市左京区鞍馬: Nomura and Nakane(1959、タイプ産地) |
生態的特性 | オオハナノミ科の甲虫は過変態で、他の昆虫類に寄生するという特異な生活史を示すが、本種の生態はまだ何もわかっていない。カミキリ、ゾウムシなどの幼虫に寄生するものであろうか。 |
生息地の現状 | 植林が増えている。 |
必要な保全対策 | 奈良公園のような古い自然林では個体数が多い。京都府でも自然林の多い地域で見られ、自然林の保全が必要である。 |
文献 Nomura and Nakane(1959)、安川(1993)
執筆者 水野弘造、高橋敞