選定理由 |
アカクビホシカ、アカアシホシカ、本種などのNecrobia属各種は乾燥動植物を食害し、世界共通種であるが、環境の清潔化に伴い、最近ほとんど見られなくなっている。といって、本種のようないわゆる害虫を、絶滅寸前だからといって危惧すべきかどうか。 |
形態 |
原色昆虫大図鑑(II)甲虫篇(北隆館)91 図版No.18:原色日本甲虫図鑑(III)(保育社)25 図版No.35を参照。体長5mm内外、頭部は粗く密に点刻され、前頭中央は弱く隆まる。体は黒色で藍色光沢がある。同属他種とは背面全体と脚が青黒色のため、区別は容易である。 |
分布 |
北海道、本州、九州、(世界各地)
◎府内の分布区域
京都市左京区 比叡山(1949.IV.10 岸井 尚採集):京都市右京区 嵐山:岸井(1965) |
生態的特性 |
特に乾燥動物質を喰い、Necrobia属は動物の骨格標本づくりに賞用されるという。 |
生存に対する脅威 |
絶滅が期待されているものであろうか。 |
必要な保全対策 |
最近の記録はまったくない。 |