昆虫類鞘翅（コウチュウ）目 カッコウムシ科
ルリホシカムシ
Necrobia violacea (Linnaeus, 1758)
| 京都府カテゴリー | 要注目種 |
|---|---|
| 2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | アカクビホシカムシ、アカアシホシカムシ、本種などのNecrobia属各種は乾燥動植物を食害し、世界共通種であるが、環境の清潔化に伴い、最近ほとんど見られなくなっている。 |
|---|---|
| 形態 | 原色昆虫大図鑑（Ⅱ）甲虫篇（北隆館1963）PL. 91、No. 18、原色日本甲虫図鑑（Ⅲ）（保育社 1985）PL. 25、No. 35を参照。体長5.0mm内外、頭部は粗く密に点刻され、前頭中央は弱く隆起する。体は黒色で藍色光沢がある。同属の他種とは背面全体と肢が青黒色のため、区別は容易である。 |
| 分布 | 北海道、本州、九州（世界各地）。 ◎府内の分布区域 京都市左京区比叡山（10. ⅳ. 1949, 岸井尚採集）：京都市右京区嵐山：岸井（1965） |
| 生態的特性 | 特に乾燥動物質を摂食し、Necrobia属は動物の骨格標本づくりに賞用されるという。 |
| 生存に対する脅威 | 人間生活の清潔化。 |
| 必要な保全対策 | 最近の記録はまったくない。 |
文献 岸井（1965）
執筆者 水野弘造、高橋敞
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