選定理由 |
ゲンジボタル同様、環境問題が論ぜられるときに常にとりあげられる種。 |
形態 |
原色昆虫大図鑑(II)甲虫篇(北隆館)85 図版No.18:原色日本甲虫図鑑(III)(保育社)20 図版No.17を参照。体長7〜10mm、胸背中央の黒条は太く、中央で広がらず、体は小さく、上翅の点刻はより疎で縦隆条は弱い。 |
分布 |
本州、四国、九州、(千島列島、シベリア東部)。
◎府内の分布区域
舞鶴市 高野台、安岡、神崎:竹野郡 弥栄町味土野・竹野川:天田郡 夜久野町:京都市左京区 花背、八瀬:京都市右京区 嵐山:宇治市 宇治:綴喜郡井手町。 |
生態的特性 |
幼虫は水生である。 |
生息地の現状 |
市街地化が著しい。 |
生存に対する脅威 |
昭和40年代までは市街地であっても、いるところにはいたものだが、最近はそうでないのは、やはり水質環境が悪くなったからであろう。 |
必要な保全対策 |
ゲンジボタルに対し、この種は開発著しい府南部地域でもまだ自然状態での個体群が見られるが、個体数は著しく減少している。 |