昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 ホタル科
鞘翅(コウチュウ)目 ホタル科
ヘイケボタル
Luciola lateralis Motschulsky, 1860
京都府カテゴリー | 要注目種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | ゲンジボタル同様、環境問題が論ぜられるときに常にとりあげられる種。 |
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形態 | 原色昆虫大図鑑(Ⅱ)甲虫篇(北隆館 1963)PL. 85、No. 18、原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 20、No. 17を参照。体長7.0~10.0mm、胸背中央の黒条は太く、中央で広がらず、体は小さく、上翅の点刻はより疎で縦隆条は弱い。 |
分布 | 本州、四国、九州、(千島列島、シベリア東部)。 ◎府内の分布区域 舞鶴市(高野台、岡安、神崎、喜多、女布)、京丹後市弥栄町味土野、竹野川、福知山市夜久野町、京都市左京区(花背、八瀬)、右京区嵐山、宇治市宇治、井手町。 |
生態的特性 | 幼虫は水生で、止水域に生息するモノアラガイなどを餌とする。 |
生息地の現状 | 市街地化が著しく、多くの生息環境が悪化、消失している。 |
生存に対する脅威 | 昭和40年代までは市街地にも居たものだが、水環境が悪くなって絶滅に近い。 |
必要な保全対策 | ゲンジボタルに対し、この種は開発著しい府南部地域でもまだ自然状態での個体群が見られるが、個体数は著しく減少している。 |
文献 中根(1955)、岸井(1965)、弥栄町(1990)、夜久野町(1994)
執筆者 高橋敞