選定理由 |
西南日本の太平洋岸に多産するが、日本海側での分布実態はほとんど把握されていない。今後の情報によっては、準絶滅危惧種に該当する可能性がある。 |
形態 |
褐色でやや大型のクサキリ類。大顎は黒色で、顔面に逆Y字の緑色模様がある。メスでは、長刀状の産卵管が特徴。近似種はない。 |
分布 |
本州、四国、九州、伊豆諸島、南西諸島に分布。府内では、福知山市由良川河川敷からの記録がある。丹後半島の海岸部に広く分布している可能性があり、今後の調査が望まれる。 |
生態的特性・現状 |
暖帯の海岸に生息。夜行性でメダケ等の新芽を食べることが知られており、こうした習性を利用した夜間調査が必要。現状については十分な情報が得られていない。 |