選定理由 |
希少種。京都府がタイプ産地である。稀な種で、産地は局限される。 |
形態 |
原色日本甲虫図鑑(III)[保育社]46図版No.25を参照。体長2mm、背面は黄褐色の短剛毛で覆われる。ツツキノコムシ科にはオス頭・胸部に角状突起を持つものが多いが、本属のものは特にない。 |
分布 |
本州、四国
◎府内の分布区域
京都市左京区下鴨・西京大学:Nakane&Nobuchi (1955、タイプ産地)。 |
生態的特性 |
本科の甲虫はいずれもキノコに付く。本種のホストとしてスエヒロタケSchizophyllum communeが記載されている。 |
生息地の現状 |
採集地が西京大学とのみでよくわからないが、付近の下鴨神社などは保全されているものの、いずれにしても市街地の中心であって、記録された1950年代とはずいぶん変わっているであろう。 |
必要な保全対策 |
寄主のキノコそのものはどこにでもあるが、本種の方は調査不足もあって、存在度そのものがよくわかっていない。いずれにしても記録の少ない種である。 |
その他 |
日本固有種 |