昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 ツツキノコムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 ツツキノコムシ科
スエヒロタケツツキノコムシ
Orthocis schizophylli (Nakane et Nobuchi, 1955)
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 希少種。京都府がタイプ産地である。稀な種で、産地は局限される。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社)第46図版、No. 25を参照。体長2.0mm、背面は黄褐色の短剛毛で覆われる。ツツキノコムシ科にはオスの頭・胸部に角状突起を持つものが多いが、本属のものは特にない。 |
分布 | 本州、四国。 ◎府内の分布区域 京都市左京区下鴨・西京大学: Nakane and Nobuchi(1955、タイプ産地)。 |
生態的特性 | 本科の甲虫はいずれもキノコに付く。本種の寄主としてスエヒロタケSchizophyllum communeが記載されている。 |
生息地の現状 | 採集地が「西京大学」(現在:京都府立大学)とのみでよくわからないが、付近の下鴨神社などは保全されているものの、いずれにしても市街地の中心であって、記録された1950年代とはずいぶん変わっているであろう。寄主のキノコそのものはどこにでもあるが、本種の方は調査不足もあって、存在度そのものがよくわかっていない。いずれにしても記録の少ない種である。 |
必要な保全対策 | 寄主のキノコが生育できるような環境の維持保全。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 高橋敞