選定理由 |
希少種。特異な形態の南方系の甲虫で、自然林の昆虫でもある。府内からは1例のみ。 |
形態 |
原色昆虫大図鑑(II)甲虫篇[北隆館]98図版No.14、原色日本甲虫図鑑(III)[保育社]32図版No.3を参照。体長6mm、細長い筒型の特異な甲虫である。黒色だが、上翅後方は赤褐色。本科の甲虫は日本から6種知られるが、府内からは本種のみで同定は容易である。 |
分布 |
本州、四国、九州、対馬。
◎府内の分布区域
京都市左京区杉峠(1972.VI.6. 今坂正一採集) |
生態的特性 |
樹皮下にあって他の昆虫を捕食する。キクイムシ類の孔道に入るために都合の良い形なのかもしれない。 |
必要な保全対策 |
補食対象にどのような制限があるのか不明であり、自然林全体の保全が必要であろう。 |
その他 |
日本固有種 |