選定理由 |
本州での分布が知られるようになったのは極めて最近のことであり、現在知られているのは奈良市奈良公園と京都市のみであり、希少種である。 |
形態 |
原色日本甲虫図鑑(III)[保育社]42 図版No.16を参照。体長4mm、上翅は黒色で無紋、体下面は赤色。 |
分布 |
本州、九州。
◎府内の分布区域
京都市左京区 下鴨神社:斉藤(1993) |
生態的特性 |
イチイガシの葉上で採集されることが多いが、それ以外の生態不明。 |
生息地の現状 |
現在、京都府で知られている産地は下鴨神社のみであり、それも冬期にイチイガシ葉上で越冬している個体が採集されているだけである。活動期に奈良公園で見られる個体もイシイガシ葉上である。イチイガシに関する限り、既知産地での保全は良好のように思われるが、神社の森全体に、人の出入りが激しくなり、それと共に下草の減少など、森がきれいになりつつある。 |
その他 |
日本固有種 |