選定理由 |
稀な種で、自然のよく残されたブナ林などで採れ、自然状態保全の良い指標となる。 |
形態 |
原色昆虫大図鑑(II)甲虫篇[北隆館]98 図版No.4:原色日本甲虫図鑑(III)[保育社]27 図版No.25を参照。体長5mmで、ネスイムシとしては大型の部類に属する。筒形の細長い種で、近似種とは体が黒色であること、前胸が大きいことで区別される。前胸背板は中央が縦に軽く圧下され、点刻が側方で極端に微小となる。 |
分布 |
本州、四国、九州、サハリン(樺太)。
◎府内の分布区域
北桑田郡美山町芦生:水野(1977a) |
生態的特性 |
キクイムシ類を食うものであろうか、ブナ樹皮下などで採れる。 |
生息地の現状 |
京都府では芦生でのみ記録があり、自然度をよく表わしている。 |