昆虫類
鞘翅(コウチュウ)目 ネスイムシ科
鞘翅(コウチュウ)目 ネスイムシ科
ムネビロネスイ
Rhizophagus nobilis Lewis, 1884
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | まれな種で、自然のよく残されたブナ林などで採れ、自然状態保全の良い指標となる。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)(保育社 1985)PL. 27、No. 25、日本産ヒラタムシ上科図説(I)(昆虫文献六本脚 2009)11を参照。体長5.0mmで、ネスイムシとしては大型の部類に属する。筒形の細長い種で、近似種とは体が黒色であること、前胸が大きいことで区別される。前胸背板は中央が縦に軽く圧下され、点刻が側方で極端に微小となる。 |
分布 | 本州、四国、九州、サハリン(樺太)。 ◎府内の分布区域 北桑田郡美山町芦生:水野(1977a) |
生態的特性 | キクイムシ類を食うものであろうか、ブナ樹皮下などで採れる。 |
生息地の現状 | 京都府では京都大学芦生研究林でのみ記録があり、自然度をよく表わしている。 |
執筆者 高橋敞