選定理由 |
府内ではわずか2ヶ所の記録があるのみ。 |
形態 |
原色日本甲虫図鑑(II)[保育社、1985]、第49図版、図5を参照。頭部は背面が凹凸で粗大点刻を散在する。 |
分布 |
本州、四国、対馬、琉球に分布。
◎府内の分布区域
左京区百井谷、岩倉で確認された。 |
生態的特性 |
山崎は左京区岩倉においてコナラを主とする2次林内のカワラタケの発生した朽木から、説田はツガサルノコシカケから得たことを記録している。 |
生息地の現状 |
百井谷は人工林化、岩倉は市街地化によって広葉樹自然林が急速に失われている。 |
生存に対する脅威 |
菌類の豊富な自然林環境が消滅することが、本種の生存に直接の脅威となる。 |
必要な保全対策 |
市街地化、人工林化の抑制と自然林の積極的な育成拡大に尽きる。 |