選定理由 |
府内では木津川流域での採集例が知られており、1980年頃の生息は確認されているが近年の記録がなく、絶滅した可能性がある。近隣府県でも、絶滅または急減の傾向が著しい。 |
形態 |
体長34〜43mm。中型のバッタ類。体色は、灰色〜青灰色に黒色紋を散布する。ヤマトマダラバッタの後翅は単色だが、本種には黒色横帯がある。 |
分布 |
本州、四国、九州。
◎府内の分布地域
木津川から記録がある。 |
生態的特性 |
転石の多い河原環境に生息。 |
生息地の現状 |
現在の生息が確認できないが、生息の可能性を否定できない。 |
生存に対する脅威 |
河川改修による河原環境の減少と環境悪化。 |
必要な保全対策 |
河原環境の保全。河川改修においては、河原環境への影響を極力抑えることが必要で、とくに河原の土砂による埋没(客土)や工事車両の撹乱によって在来植生を破壊しない配慮が必要。 |