選定理由 |
府内では次の1例の記録があるのみで再記録されていない。近畿においては紀伊半島以外にこの記録を除いて報告がない。したがって近畿における北限記録である(標本確認)。 |
形態 |
原色日本甲虫図鑑(IV)[保育社、1984]、第5図版、図24を参照。体は黒色、前後縁を除く前胸背板と上翅は濃い赤色、前胸背にまばらに黄灰色の直立毛を生じる。 |
分布 |
本州、四国、九州の山地に局所的に分布。
◎府内の記録
右京区嵯峨大覚寺、17.vii.1962.速水、S・採集、岸井 尚・所蔵。 |
生態的特性 |
成虫はノリウツギなどへの訪花性があり、木曽御岳、南アルプスなどではブチヒゲハナカミキリと同時、同所で採れることもあるが、一般的に本種の方が稀である。幼虫の食樹としてサワラ、トウヒが知られる。 |
その他 |
日本固有種 |