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鞘翅(コウチュウ)目 カミキリムシ科
イガブチヒゲハナカミキリ
Sticoleptura igai (Tamanuki, 1942)
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
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2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では1例の記録があるのみで再記録されていない。近畿においては紀伊半島以外にこの記録を除いて報告がない。したがって近畿における北限記録である(標本確認)。 |
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形態 | 原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)(保育社 1984)PL. 5、No. 24、日本産カミキリムシ(東海大学出版会 2007)PL. 16、 No. 9-10を参照。体は黒色、前後縁を除く前胸背板と上翅は濃い赤色、前胸背にまばらに黄灰色の直立毛を生じる。 |
分布 | 本州、四国、九州の山地に局所的に分布。 ◎府内の記録 京都市右京区嵯峨大覚寺(17. ⅶ. 1962, S. Hayami leg. )の1例のみ。 |
生態的特性 | 成虫はノリウツギなどへの訪花性があり、木曽御岳、南アルプスなどではブチヒゲハナカミキリと同時、同所で採れることもあるが、一般的に本種の方が稀である。幼虫の食樹としてサワラ、トウヒが知られる。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 水野弘造