胞子果はツマグロヨコバイ類の成虫より発生する。葉の裏に付着した虫体の尾部を除く全体が白い菌糸膜で覆われ、そこに胞子果が裸生する。子実体を欠くトルビエラ型で、胞子果は寄主の側面の葉上まで溢出した白色菌糸まではりつき、部分的または全体に密につく。初め淡黄色、熟成すると飴色になる。
◎近似種との区別 ヨコバイタケ(P.cicadellidicola Kobayasi et Shimizu)、ウスキヨコバイタケ(P.citrina Kobayasi et Shimizu)は、寄主が幼生の時に発生するが、本菌は成虫時に発生する。