選定理由 |
広葉樹林の里山が開発され、発生数が減少してきている。 |
形態 |
子実体は塊状、ほぼ球形で径2〜7cm、表面は平滑、赤褐色根状菌糸束がまとう。内部基本体は多数の黄白色で迷路状の小区画に分かれ、黒褐色または黒色の寒天状基質に胞子を作る基層板がある。胞子は褐色で広卵形、担子器に4〜8個の胞子を外生する。胞子は径15〜16×10μm。
◎近似種との区別
外見はよく似るが、胞子が細長いホソミノアカダマタケ( M.broomeianus Berk.)がある。 |
分布 |
福島県、長野県、神奈川県、愛知県、滋賀県、広島県。国内の分布は大部分未調査。
◎府内の分布区域
京都市の岩倉、鞍馬山、花背、松ヶ崎、銀閣寺(左京区)、稲荷山(東山区)、その他、府内は未発見。 |
生態的特性 |
夏〜秋、クヌギ、コナラ、またはシイ林地中に群生または単生する。 |
生存に対する脅威 |
樹林地の大規模開発により生育場所が減少している |