選定理由 |
村田:近畿地方植物誌35(1994)23頁に大江山、深泥池付近との記録があるだけで、昔から希少種であった可能性がある。最近、綾部市や京都市大原野で生存が確認された。 |
形態 |
◎参照 原色日本植物図鑑草本III:No.545,日本の野生植物I:164頁,日本スゲ属植物図譜1:48頁 |
分布 |
北海道、本州、九州、朝鮮半島、中国大陸。
◎府内の分布区域
北部地域(中丹地域)、南部地域(京都市・乙訓地域)。 |
生存に関する脅威 |
渓流の改修。林道の拡幅や新設。砂防ダムの建設。見かけが目立たないため希少種と気づかれぬまま諸開発の犠牲となりやすい。 |
必要な保全対策 |
渓流の改修(護岸工事など)。林道の拡幅や新設に先立つ詳細な生物調査が必要である。そのうえで諸開発の適否を判断すべきである。 |