選定理由 |
竹内:京都府草木誌(1962)99頁に稀産:向島、西加舎とあり、村田:近畿地方植物誌39(1998)52頁に深泥池、巨椋池の2産地が記録されている。昔からの希少種で、近年も見かけることはやや稀である。 |
形態 |
◎参照 原色日本植物図鑑草本III:No.642,日本の野生植物I:109頁,日本イネ科植物図譜:82頁 |
分布 |
本州、四国、九州、琉球。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域、南部地域。 |
生存に関する脅威 |
湿地開発、溜池の埋立てや改修。圃場整備。農道の拡幅や新設など。 |
必要な保全対策 |
見かけは目立たず、希少種と気づかれぬまま諸開発の犠牲となりやすい。湿地の開発、溜池の埋立て及び改修、圃場整備、農道の拡幅や新設に先立つ詳細な生物調査が必要であり、そのうえで開発の適否を判断すべきである。 |