選定理由 |
過去現在を通じて標本の採集例が少ない。最近、長岡京市の池畔で生存が確認された。 |
形態 |
稈は倒伏状、節から直立する枝を分け高さ5〜20cm。葉は披針形、長さ1〜3cm、幅2〜6mm、無毛で先は鋭尖頭。小穂は疎らで緑白色、長さ2〜2.5mm。護穎は無脈。
◎近似種との区別
ハイチゴザサはやや似るが、多年草で稈が地表をはい、葉に立毛、護穎有脈。
◎参照 原色日本植物図鑑草本III:No.635,日本の野生植物I:97頁,日本イネ科植物図譜:656頁 |
分布 |
本州、四国、九州。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域、南部地域。 |
生存に関する脅威 |
湿地の開発。溜池の埋立てや改修。 |
必要な保全対策 |
湿地開発、溜池の埋立てや改修に先立つ詳細な生物調査が必要である。 |
その他 |
日本固有種 |