選定理由 |
府内では分布域は広いが、急速に自生地が減少している。 |
形態 |
山野の草原や湿地にはえる多年草。葉は剣状で太い中脈が目立つ。花期は6〜7月。花は赤紫色で径約10cm。外花被片は楕円形で開出してたれ下がり、基部は長い爪があり、その中央部は黄色を帯びる。内花被は狭長楕円形で直立する。
◎参照 原色日本植物図鑑草本III:No.141,日本の野生植物I:61頁,改訂近畿地方の保護上重要な植物:No.3231,近畿地方植物誌(31):No.1400,京都府草木誌:112頁 |
分布 |
北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸(東北部)、シベリア東部。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域、南部地域。 |
生存に関する脅威 |
草地開発、湿地開発、土地造成のほか園芸採取が減少の主要因である。 |