選定理由 |
府内では海岸の草地と海岸林内の限られた自生地のみが知られており、個体数(株数)は少ない。 |
形態 |
山地の草原にはえるが、観賞用に栽培もされる多年草。葉は広い剣状で、先が長くとがり、緑色で多少粉白を帯びる。花は8〜9月に開き、黄赤色で平開し径5〜6cm。果は倒卵状楕円形で長さ3cm、冬に裂開し、種子は球形、黒色で光沢がある。
◎参照 原色日本植物図鑑草本III:No.136,日本の野生植物I:62頁,久美浜海岸砂丘の植物:68頁(写真) |
分布 |
本州、四国、九州、琉球、朝鮮半島、中国大陸、インド。
◎府内の分布区域
北部地域(丹後地域)。畑で栽培されていることも多い。 |
生存に関する脅威 |
海岸開発、草地開発、土地造成のほか園芸採取が減少の主要因である。 |