種子植物
種子植物 アヤメ科
種子植物 アヤメ科
ヒオウギ
Iris domestica (L.) Goldblatt et Mabb., Belamcanda chinensis (L.) DC.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では海岸の草地と海岸林内の限られた自生地のみが知られており、個体数(株数)は少ない。 |
---|---|
形態 | 山地の草原や海岸部にはえるが、観賞用に栽培もされる多年草。葉は広い剣状で、先が長く尖り、緑色で多少粉白を帯びる。花は8~9月に開き、黄赤色で平開し径5~6cm。果実は倒卵状楕円形で長さ3cm、冬に裂開し、種子は球形、黒色で光沢がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)62、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)74 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄県、朝鮮半島、中国大陸、インド。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 海岸開発、草地開発、土地造成、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 府内では稀少なものなので、自生地を保存し、園芸採集を自粛する。 |
特記事項 | 畑で栽培されていることも多い。 |
執筆者 田中徹