選定理由 |
府内南部に自生地があり、個体数(株数)は少ない。 |
形態 |
低地のやや湿ったところにはえる多年草。根出葉は長さ7〜15cmの倒披針形で、ショウジョウバカマよりやや薄く、縁が細かい波状になる。花期は4〜6月。花茎のさきに白色の花を3〜5個つける。花被片はのちに淡緑色となる。
◎参照 植物研究雑誌73:112頁,原色日本植物図鑑草本III:No.151。日本の野生植物I:26頁 |
分布 |
本州(関東地方以西の太平洋側)、四国、九州(屋久島まで)。
◎府内の分布区域
南部地域(京都市・乙訓地域)。 |
生存に関する脅威 |
森林開発、土地造成、道路工事などが減少の主要因である。 |
特記事項 |
田中教之によると、これはショウジョウバカマの白花品ではなく、従来ツクシショウジョウ
バカマ、ヤクシマショウジョウバカマとされていたものと同じものであるという。そしてシ
ョウジョウバカマ属Heloniopsisは北アメリカのHeloniasに合一されるという(Tanaka, 1998)。
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その他 |
日本固有種 |