選定理由 |
日当たりのよい湿地帯にはえる越年草で府内には産地や個体数が極めて少ない。 |
形態 |
茎は高さ3〜10cmで根もとから分枝する。茎葉は卵形で柄がなく、対生する。3〜5月、茎の先に淡紫色の小花をつける。花冠は筒型で先は五つにさける。
◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.537,日本の野生植物III:30頁 |
分布 |
本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国大陸(東北部)、ヒマラヤ、カラコルム、シベリア。
◎府内の分布区域
南部地域。 |
必要な保全対策 |
草地開発、道路工事を始める前に生物調査を念入りにする。やせた湿草地は草木が茂らないため、大陸系が遺存していたと考えられる。 |