選定理由 |
フサモ類の中では最も普通であるが、生育地は急速に減少している。 |
形態 |
池沼や溝の水中にはえる多年草。葉は4個輪生し、細く羽状に分裂する。5〜10月、長さ3〜8mの穂状花序を水上につき出して花をつけ、花序に葉はない。果実は卵球形、長さ約2.5cm、4分果に分かれる。
◎参照 原色日本植物図鑑草本II:No.64,日本の野生植物II:270頁,日本水生植物図鑑:20頁,日本水草図鑑:133頁,近畿地方植物誌(10):No.737,京都府草木誌:58頁 |
分布 |
北海道、本州、九州、琉球、台湾、朝鮮半島、中国大陸、インド、シベリア、ヨーロッパ、アフリカ、千島、樺太、アリューシャン、アラスカ。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域、南部地域。 |
生存に関する脅威 |
池沼の開発、水域の埋め立てなどが減少の主要因である。 |