種子植物
種子植物 アリノトウグサ科
種子植物 アリノトウグサ科
ホザキノフサモ(キンギョモ)
Myriophyllum spicatum L.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | フサモ類のなかでは最も普通であるが、生育地は急速に減少している。 |
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形態 | 池沼や溝の水中にはえる多年草。葉は4個輪生し、細く羽状に分裂する。5~10月、長さ3~8cmの穂状花序を水上に突き出して花を付け、花序に葉はない。果実は卵球形、長さ約2.5cm、4分果に分かれる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)270、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)35、日本水草図鑑(文一総合出版)133 |
分布 | 北海道、本州、九州、沖縄県、台湾、朝鮮半島、中国大陸、インド、シベリア、ヨーロッパ、アフリカ、千島、樺太、アリューシャン、アラスカ。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域(調査不充分)、南丹地域、京都市域南部、乙訓地区、山城地域北部。 |
生存に対する脅威 | 池沼の開発、水域の埋め立て、水質汚濁。 |
必要な保全対策 | ホザキノフサモが生育するような池沼には、ほかの稀少植物も生育していることが多い。そのような生態系は、そのまま保存すべきである。 |
執筆者 田中徹、光田重幸