選定理由 |
分布域の非常に広い植物であるが、近ごろ府内の水田ではほとんど見かけなくなった。 |
形態 |
水田や湿地にはえる1年草。葉は対生し軟らかく、基部はやや耳形となって茎を抱く。花期は9〜11月。花は集散花序をなし腋生する。花弁は小さくて4個で、倒卵形、淡紫色。
◎参照 原色日本植物図鑑草本II:No.86,日本の野生植物II:261頁 |
分布 |
本州、四国、九州、琉球、東南アジア、マレーシア、オーストラリア、中央アジア、アフリカ。
◎府内の分布区域
北部地域、中部地域、南部地域。 |
生存に関する脅威 |
湿地開発、水質汚濁などが減少の主要因であるが、帰化種との競合による影響も考えられる。 |
必要な保全対策 |
湿地・沼の開発、改修の際には詳細な調査が必要である。 |