選定理由 |
Daphne(ジンチョウゲ属)の中では暖地性の種類で、府内では北部地域の丹後半島でも見つけられたが個体数(株数)は少ない。 |
形態 |
山林内にはえる常緑の小低木。葉は裏面に光沢がある。花は白色で4月ごろ枝の先に頭状に集まってつき、芳香がある。雌雄異株。6月ごろ球状楕円形で長さ1cmほどの液果が橙赤色に熟す。
◎参照 原色日本植物図鑑木本II:No.268,日本の野生植物木本II:78頁,近畿地方植物誌(11):No.781,京都府草木誌:56頁 |
分布 |
本州(関東地方南部及び京都府以西)、四国、九州、琉球、朝鮮半島(南部諸島)。
◎府内の分布区域
北部地域、南部地域(京都市)。 |
生存に関する脅威 |
森林開発、土地造成、管理のための下草伐採などが減少の主要因である。 |