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種子植物 ジンチョウゲ科
コショウノキ
Daphne kiusiana Miq.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | Daphne(ジンチョウゲ属)の中では暖地性の種類で、府内では北部地域の丹後半島でも見つけられたが個体数(株数)は少ない。 |
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形態 | 山林内にはえる常緑の小低木。葉は裏面に光沢がある。花は白色で4月頃に枝の先に頭状に集まって付き、芳香がある。雌雄異株。6月頃球状楕円形で長さ1cmほどの液果が橙赤色に熟す。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)78、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)220 |
分布 | 本州(関東南部以西)、四国、九州、沖縄県、朝鮮半島(南部諸島)。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、京都市域。 |
生存に対する脅威 | 森林開発、土地造成、管理のための下草伐採など。 |
必要な保全対策 | 移植が難しく生長も遅いもので、現地で生かす方法を考えるのが最上。 |
特記事項 | 『大江山草木誌』や『京都府草木誌』に大江山地区の記録や写真があるが、標本を見ておらず、決定できない。 |
執筆者 田中徹、光田重幸